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キムチの効用と糖尿病患者への高血圧症治療薬選択

2020年01月06日

高血圧症は日本人の40パーセントを占めると言われるいわば国民的な疾患の一つであり、その発見と治療の推進が行われてきています。
その基本となるのは高血圧症治療薬の投与による血圧のコントロールと減塩による体質改善です。
多数ある高血圧症治療薬の中から個人に合わせて適したものを選択して毎日服用することになります。
また、漬け物やキムチなどの塩分の多い食事を控えるよう指導を受けることになります。
しかし、キムチについては賛否両論があり、塩分の量という考え方からすれば摂取を控えるべきものとなりますが、唐辛子に含まれているカプサイシンはコレステロール値を下げる効果や血管を拡張させる効果があり、高血圧症やその合併症の発症に対してよい効果があると期待することもできるからです。
そのため、キムチはしばしば病院食にも採用されています。

一方で、高血圧症を患う人の多くは生活習慣に何らかの原因を持っており、それが原因で他の生活習慣病を合併することもよくあります。
糖尿病、脂質異常症、肥満はその代表的なものであり、特に糖尿病と高血圧の関係は切っても切り話せない関係にあります。
糖尿病は腎機能の低下によって引き起こされることが多く、腎機能の低下は水分の貯留を増やしたりすることによって高血圧症を悪化させることがあるからです。
高血圧症治療薬の中には腎機能に異常がある場合には使えないものもあり、糖尿病患者に対しては高血圧症治療薬の選択が難しくなります。
しかし、合併する患者が多いことから治療に際してのガイドラインも充実しており、医療機関においては診断を正しく行うことによって正しい治療法を選択していくことが容易な状況ができあがっています。