高血圧症が進行すると

2019年08月29日
患者を診ている医者

血液は全身に酸素と栄養分を運ぶ役目があり、老廃物を回収する役目もあります。
これを全身に循環させるためのポンプの役目をしているのが心臓です。
血圧は、心臓からおしだされた血液が血管壁に与える圧力のことです。
診察室血圧値で140/90mmHgを超えるようであれば高血圧症として治療の対象になります。
治療には生活習慣を改善することのほかに、高血圧症治療薬を用いることもあります。

もし高血圧症をそのまま放置しておけばどうなるのでしょうか。
血圧が正常値よりも少々高いくらいでは自覚症状はありません。
しかし自覚症状がないだけで血管は確実にダメージをうけています。
高血圧症を長期間そのまま放置しておくと動脈硬化をまねきます。
これは動脈が弾力を失って硬くなってしまった状態ですが、これではうまく全身に血液を送ることができなくなります。
そこでこの状態を取り繕うために、さらに血圧を上昇させます。
それなればますます動脈硬化は悪化していきます。
こうして高血圧症と動脈硬化は互いに進行していくのです。

強い力がかかれば血管壁が損傷をうけます。
そしてこれを修復するためにつくられるのが血栓です。
血栓は血管を詰まらせる原因になります。
やがて血管がつまってそこから先に血液が届けられなくなったり、血管が裂けて出血することがあります。
それが脳や心臓でおきれば大変なことになります。
実際、高血圧症は脳卒中や心筋梗塞の発症リスクを大きく高めます。

そこで血圧が高いときは自覚症状がでてなくても、高血圧症治療薬を使った治療が必要になることがあります。
高血圧症治療薬として使われるものとして、カルシウム拮抗薬、アンジオテンシン変換酵素阻害薬、アンジオテンシン受容体拮抗薬、直接的レニン阻害薬、交感神経遮断薬などがあります。

他にも、高血圧症が続けば高尿酸血症を併発する危険性もあります。
高尿酸血症は血液検査によって尿酸値が7mg/dl以上確認されるとそう診断されます。
高尿酸血症は放置しておくと痛風や尿道結石などの痛みを伴う疾患の原因となり、高血圧症と併発している場合は腎臓や心臓の疾患にかかるリスクを更に高めます。

高尿酸血症を治療する場合はザイロリックという尿酸生成抑制薬が使われます。
ザイロリックは尿酸の生成を阻害するアロプリノールが配合されており、尿酸値を下げることに加え、痛風発作が起こる前の予防薬としても使えます。
ザイロリックは病院で処方してもらう薬ですが、すでに痛風や高尿酸血症と診断されていて、病院へ行くタイミングがない場合は通販でザイロリックを買うこともできます。
高血圧症やその合併症の治療薬は継続して使う事で効果を発揮するので、通販で買い置きをしておくのも一つの手段です。